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2018年 05月 18日

IKZ新製品

以前にアマドキーについて次のような記事を公開しました。もうかれこれ2年半前のことです。

めっき加工を施すことにより機能性を持たせるというコンセプトで、純正ばねのメッキ加工品を販売しておりました
その結果、機能性コンセプトに良い評価を得られました。

しかし、良い評価を頂ければ頂くほど、さらなる改善点や機能性付加の余地があるのではないか、と考えるのが石井管楽器のモノづくりです。

そして、ある余地に着眼しました。 それは、ばねの強度です。

試行錯誤の結果生まれた製品がこちらです。


IKZアマドウォーターキー用強化スプリング


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画期的な構造で吹奏抵抗の改善を実現したアマドウォーターキー。
構造がゆえに評価の賛否が分かれるこのウォーターキーに着目し、動作に必須の部品であるスプリングの素材と設計を見直しました。
その結果、強度の増加によってピストン動作の確実性を高め、ばね折れのリスクを低減しました。
また、強度の増加と3種類の表面処理が、吹奏感や音のフィードバックに違いを与え、奏者の目的によって選択を可能としています。


IKZアマドキー強化スプリングは以下の画像にある2種類のアマドキーに対応しています。他アマドキーについての対応は現在確認中です。

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楽器によってアマドキーの数に違いがある為、1個入りと2個入りをご用意しました。パッケージの関係で2個入りのほうが少し割安となっております。


また、アマドキーが複数装着されているトランペットやフリューゲルホルンには、裏技があります。
箇所によってプレートの種類を変えて相性を合わせることで、フィーリングの変更が可能です。


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アマドキーのメンテナンスは部品の紛失などのリスクがある為、交換に自信のない方はリペアマンに作業を委託ください。


ご購入はIKZ製品取扱店、yahooショッピング「IKZカスタムパーツ直売店」、石井管楽器まで。

IKZ製品についてのお問合せは石井管楽器のWebサイトのお問合せフォームをご利用ください。


〇IKZ製品取扱店〇
【秋田県】
管楽器修理工房 株式会社Klang(クラング)
http://klangbrass.com/
住所:〒 010-1406 秋田県秋田市上北手猿田字四ツ小屋110-9
電話・FAX:018-839-4232

【長野県】
森乃楽器
http://www.morinogakki.jp/
住所:〒395-0011 長野県飯田市大門町3866-1
電話:0265-21-3005

【石川県】
管楽器修理・調整(株)音楽工房Wind-Jam
https://www.facebook.com/musiclabwindjam/
住所:〒923-0843 石川県小松市蓮代寺町ヌ138
電話:0761-22-3433

























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by ishiikangakki | 2018-05-18 08:07 | ものづくり
2015年 04月 30日

唾抜きバネ

金管楽器で唾抜きという部品があります。ウォーターキーとも呼びます。

通常はバネの力で穴を塞いでいます。ちなみにこのバネは唾抜きバネ、またはウォーターキースプリングと呼びます。

ある時、自分のトランペットを見てこのバネの形状が気になり、色々調べ出しました。

この時に私が着目したのは巻き数です。

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写真左は国産製のトランペットで、右が米国製です。

国産が1回巻、アメリカ製は2回巻です。
バネの太さはほぼ同じです。

では、私が持っている国産の楽器にも2回巻のバネを付けてみよう、と思っても寸法上付けることが出来ません。

では、バネの太さを細くしたら2回巻のバネが出来るのではないか?

そして、作ってみたものが写真中央のバネです。


ちなみに、わたしは針金細工が趣味ですから、バネ作りも難なくやり遂げます。
熱処理の知識や加工法についても、長年の研究(趣味?)でクオリティを出しています。
このバネは想像以上に要素が多く、研究は楽しいものになりました。

結果は……この状態ではボツ判定でした。

これをきっかけに、このバネの研究が始まったです。あれから何年(十ウン年?)が経つのでしょう。

現在では、市販されている唾抜きバネの種類も増えています。メッキによっても違うそうです。

ご興味のある方はお試しされては如何でしょうか?

ちなみに石井管楽器では唾抜きバネのオーダーメイドをお受けしております。お気軽にご相談ください。

石井管楽器










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by ishiikangakki | 2015-04-30 18:30 | 金管楽器
2015年 04月 04日

アマドキー

金管楽器の唾抜きでアマドキーというものがあります。
アマドゥキー、アマド―キー、アマド式ウォーターキーなどなど、色々な呼び方があります。

私は毛嫌いというわけではなく、トランペットにおいてアマドキーにメリットを見出すことはありませんでした。

実際に自分の楽器に取り付けてみても、機能的にはむしろ唾の出が悪く感じますし、時折りピストン(アマドキーの)が戻らなくなることもあり、信頼性という意味で疑問がありました。
また、吹奏感に関しても、息の流れがスムーズには感じますが、音の出方に堅さというか、従来の唾抜きと違って異物感を感じるのです。
金属同士のバルブシステムですから、唾は漏れます。
唾やオイルがシールとなって、息漏れは無いようですが、唾は漏れます。これに関しては通常のシステムでも、「しずく」は残るので、それ程気にはなりません。

そんなこんなで、アマドキーとは距離を置いていたのですが、ある時ふと考えたのです。

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アマドキーのケース部は楽器本体と同じ素材の真鍮製なのに、なぜ中のピストンは真鍮製ではないのか。
正確な裏図けはありませんが、私なりの検証ではステンレススチール製と捉えています。(※現在アマドキーは多くの種類がありますので、すべてには当てはまりません)
また、構造上汚れが付着しやすく、動作の不良が起こりやすいですので、その対策として材質の選定がなされていると、私は推測しています。

そして、私は実際にピストンを真鍮で削り出して見ました。

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写真左から、銅合金金メッキ製、真鍮製、純正です。

結果、私は個人的に気に入りました。

吹奏感が軽くなり、音色も明るくなるように感じました。
そして、私が感じていた異物感が無くなったので、私の辞書では「アマドキーは条件付きであり」という結論に達しています。

また、真鍮製に関して、自分の楽器では動作不良は起きていません。

以来、色々な材質で試しています。それぞれに特徴があるようです。

今後も検証を続けていきたいと思います。

もし、アマドキーについてご興味がございましたら、お気兼ねなくなんなりとご相談ください。
私にわかる範囲であればお答え致します。
石井管楽器


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by ishiikangakki | 2015-04-04 18:41