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2015年 05月 15日

手作り楽器

先日、小学生に楽器の作り方を教える機会がありました。

身近にあるもので楽器を作ってみようというものです。

もちろん、私は管楽器リペアマンですから、真っ先に浮かぶものは管楽器です。

検討の結果、散水ホースとストローでラッパと笛を作ることにしました。

水道管の継手を歌口に、第一倍音で音程を作るため、穴を2カ所開けた「ホースホルン」
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ソプラノ笛を参考にリップリードで音を出す「ホースツィンク」
そして「ホースツィンク」にエアリードで音を出すように歌口を作った「ホースケーナ」
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ホースツィンクにホースホルンの朝顔を付けるとこうなります。
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ストローではダブルリード楽器を作りました。チャルメラとスライド笛のコンバーチブルです。残念ながら写真がありません。

これは、今回の為に作成したオリジナルのマニュアルです。
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『子供達が自分で作った楽器で音を鳴らす→笑顔になる』
これがミッションだったのですが、残念ながら音が出せなかった子もいました。

次こそは100%全員音が出せるよう頑張りたいと思います。

ホース楽器については、私も「はまり」ましたので(笑)今後も色々作ってみたいと思います。そして、こちらで紹介したいと思います。まずはB♭管のツィンク、そして、ホースの材質で音質がどのように変わるか……楽しそうです(笑)

石井管楽器では管楽器の楽しさを広めるべく、このようなワークショップの展開もしていきたいと思います。
ご興味のある方がいらっしゃいましたら、ご相談ください。

石井管楽器


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# by ishiikangakki | 2015-05-15 11:26 | 総合
2015年 05月 05日

軟物の重さ

以前に実験をしたことがあるのですが、その再現をしてみたいと思います。

木管楽器のキーには緩衝や雑音防止、調整の為に小さいコルク類が張り付けられています。

また、フルートの頭部管や、クラリネットのジョイント、サクソフォンのネックなどにも、コルクが使用されています。

あるとき、重さについて気になり、計測することにしてみたのです。

今回、天然コルク、フェルト、合成コルク(ハイカーコルク、ハイコテックス)の3種類です。

20ミリ四方の正四角形に切り出します。厚さは約1ミリ、3枚の誤差は0.08ミリ。
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結果

天然コルク
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フェルト
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合成コルク
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天然コルクが最軽量でした。
天然コルクを基準にフェルトは約3倍、合成コルクは約5倍の重さがあるということです。

この違いが楽器にどのような影響があるのか。

私は、些細な結果かも知れませんが、違いがあるという事実を認識しておくことが、次の何かに繋がると思っています。

石井管楽器


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# by ishiikangakki | 2015-05-05 23:33 | 木管楽器
2015年 04月 30日

唾抜きバネ

金管楽器で唾抜きという部品があります。ウォーターキーとも呼びます。

通常はバネの力で穴を塞いでいます。ちなみにこのバネは唾抜きバネ、またはウォーターキースプリングと呼びます。

ある時、自分のトランペットを見てこのバネの形状が気になり、色々調べ出しました。

この時に私が着目したのは巻き数です。

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写真左は国産製のトランペットで、右が米国製です。

国産が1回巻、アメリカ製は2回巻です。
バネの太さはほぼ同じです。

では、私が持っている国産の楽器にも2回巻のバネを付けてみよう、と思っても寸法上付けることが出来ません。

では、バネの太さを細くしたら2回巻のバネが出来るのではないか?

そして、作ってみたものが写真中央のバネです。


ちなみに、わたしは針金細工が趣味ですから、バネ作りも難なくやり遂げます。
熱処理の知識や加工法についても、長年の研究(趣味?)でクオリティを出しています。
このバネは想像以上に要素が多く、研究は楽しいものになりました。

結果は……この状態ではボツ判定でした。

これをきっかけに、このバネの研究が始まったです。あれから何年(十ウン年?)が経つのでしょう。

現在では、市販されている唾抜きバネの種類も増えています。メッキによっても違うそうです。

ご興味のある方はお試しされては如何でしょうか?

ちなみに石井管楽器では唾抜きバネのオーダーメイドをお受けしております。お気軽にご相談ください。

石井管楽器










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# by ishiikangakki | 2015-04-30 18:30 | 金管楽器
2015年 04月 23日

ピストンフェルト

トランペットのピストンは、指で操作することで上下に動きます。
上下の停止位置は切り替わる管と管にギャップが出来ないように設計されています。
金属同士では雑音などの問題がありますから、クッション材が挟んであります。

クッション材としてはフェルトが一般的ですが、コルクやウレタンゴムなどが使用されていることもあります。
フェルトは一般的にプレスフェルトやクロスフェルトが多く使われていますが、現在では寸法の狂いがさらに少ない特殊なフェルトを用いたものも開発されています。


さて、昔の話になりますが。

私はトランペットの練習をしているある日、クッション材について一つアイディアが閃きました。
ピストンを押した状態から離して解放した時に、フェルトによってピストンがバウンドしますが、
このバウンドを抑えればきっとなにかしら良いことがあるのではないかと。

そして、ある素材でそれを作ってみることにしたのです。

それは、生卵を高いところから床に向かって落としても割れない素材。

衝撃吸収ゲルです。

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写真右が従来品、左がゲル製です。

ネットリとした材質ですので、くっ付かないように笠と当たる面には薄いフェルトを挟みます。

結果、吹いた感触に大きな違いはありませんでした。強いていうならば小さな違いとして音の「さわり」と言いますか、それが若干しっとりとしているような、ドライかウエットかといえばウエットな感じがしました。

しかし、操作音が静かになり、バウンドも無くなりました。笠に吸い付く様にピストンが戻るので、タッチ感にキレがあります。これに関しては大きな違いでした。

当時は以上のような効果が、大きなメリットとしては感じませんでしたので、自分の楽器に採用することもなくボツ企画となりました。

現在ではバウンドしにくい素材ものも市販されていますので、そちらをお使いください。

トランペットに限らず金管楽器で、衝撃吸収素材を用いたピストンバンパーにご興味のある方、ピストンの操作時の振動が気になる方など、是非ご相談ください。

石井管楽器



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# by ishiikangakki | 2015-04-23 17:04 | 金管楽器
2015年 04月 18日

困ったときの箱頼み

断捨離という言葉があります。

私は、物を捨てるのが苦手です。
しかし、開業にあたり部屋のスペースを開けるべく、多くの物を処分しました。

しかし、どうしても捨てられないものがあります。

それは「ガラクタ」です。

捨てられないガラクタは箱に入れて保管しています。

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そして、修理手法や制作の発想が煮詰まった時に、この箱を開けます。

自転車のライトを固定するためのスペーサー。
額縁をつるす紐。

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何故か溜まってしまう六角レンチ

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昔に100均で買った竹ひご細工用の工具
工具店のワゴンセールで見つけたノブ

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昔から「あっこれは何かに使えるかも」と思うと、買い物かごに入れてしまう悪い癖があります。

こういったガラクタ箱を開けて見るときの目は、毎回違います。

日々、生活をしていれば、考え方も変わってきますし、知識も増えていますから、違った観点から物を捉えて応用出来ます。

ですから、私にとってガラクタの山は、宝の山と言うことが出来ます。

ガラクタ箱は現在も増加中です。

石井管楽器





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# by ishiikangakki | 2015-04-18 12:18