IKZ

ishiikg.exblog.jp
ブログトップ

<   2015年 05月 ( 4 )   > この月の画像一覧


2015年 05月 27日

昔使っていたマウスピースその後

2か月程前にこんな記事を書きました。

昔使っていたマウスピース

こんなになってしまったマウスピースを磨いたら綺麗になりましたという話でした。
これです。
a0335229_13540299.jpg
そして、磨いたは良いがまた錆びるので、でも使わないしメッキを掛けるのもな~と思った訳です。

先週、別件でメッキ工場にお願いすることがあったので、ついでにこのマウスピースにメッキを掛けて貰いました。
これです。

a0335229_13541811.jpg

ピンクゴールドにしました。
先週の木曜日に発送して、今朝、到着という、素晴らしく早い仕事をしていただきました!

マウスピースの再メッキ(リプレート、メッキ掛け直し)は目安として1~2週間程で仕上がります。
もちろん、ケースバイケースではありますので、正確にはご依頼の際にご確認ください。
a0335229_13542214.jpg
左が再メッキのピンクゴールドです。

a0335229_14110090.jpg
石井管楽器では木管楽器のキーの再メッキや、マウスピースのメッキなどもお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。

石井管楽器


[PR]

by ishiikangakki | 2015-05-27 14:18 | 金管楽器
2015年 05月 23日

リガチャーの自作(前編)

このブログをお読みの皆様は、もうお気づきだとおもいますが、私は自分で何かを作ってみることで学びを得ようと性質があります。
もう10数年前になりますか、リガチャー作りにチャレンジしたことがあります。
次のリンク先の記事、マウスピース作りよりも遥か昔のことです。
http://ishiikg.exblog.jp/20825855/


リガチャーとは木管楽器のマウスピースに発音体であるリードを固定するための器具です。

素材や形状などの組み合わせで様々なものが製品として存在しています。

a0335229_15170686.jpg

リードという木管楽器の発音体をどのように固定するか。固定の仕方やその器具の材質によって、差異が生まれるのです。
その差異が大したものでなければ、リードが固定されれば、それこそセロハンテープでも良いはずなのですが、そんなことはありません。

リード脱着の機能性、リードのどの位の圧力で固定するのか、器具自体の振動はどうなのか。
器具の設計をされる方それぞれのアプローチから、コンセプトに基づいたリガチャー作りが行われているのだと思います。

私は何故リガチャーを自分で作ろうと思ったのか。
それは、ただ単に自分で作ったリガチャーでいい音が出たら楽しいだろうという自己満足からです。実際に作り上げていい音が出た時はそれはそれは嬉しいものでした。

しかし、物作りですからテーマやコンセプトが必要です。きっかけは単純なものでも、物作りは作れば良いというものでは身にならないと思っています。
リガチャーを作る上で必要な工作機械や知識は殆ど持っていません。
ですから、当時の自分の技術や知識を総動員して作ろうと考えました。

「自分の力で作り上げるリガチャー」がテーマです。
当時リガチャーを作るための道具類は、
ペンチ
バーナー
ロウ材
金工のこぎり
ネジ切りタップ
ダイス
といったところです。

まずは何で作るのか。
これは真っ先に金属と考えました。理由は簡単で、金属の特性を深く知りたいからです。

板で作ることも考えましたが、どうせ作るのであれば、色々な楽器の物を作ってみたい。
つまり、E♭クラリネットからバリトンサクソフォンまで、様々な大きさの物に対応したい。

また、材質の組み合わせによって、リガチャーの性能の調整を容易にしたい。

以上から、「ロッド材の組み合わせによるリガチャー性能の調整が容易なリガチャー」というコンセプトに決定しました(随分と長いコンセプトですが)。

次回はその自作リガチャーの衝撃の画像をご覧いただきます(と少しオーバーに。大したことありません)。

つづく
石井管楽器



[PR]

by ishiikangakki | 2015-05-23 15:53 | 木管楽器
2015年 05月 15日

手作り楽器

先日、小学生に楽器の作り方を教える機会がありました。

身近にあるもので楽器を作ってみようというものです。

もちろん、私は管楽器リペアマンですから、真っ先に浮かぶものは管楽器です。

検討の結果、散水ホースとストローでラッパと笛を作ることにしました。

水道管の継手を歌口に、第一倍音で音程を作るため、穴を2カ所開けた「ホースホルン」
a0335229_18211634.jpg

ソプラノ笛を参考にリップリードで音を出す「ホースツィンク」
そして「ホースツィンク」にエアリードで音を出すように歌口を作った「ホースケーナ」
a0335229_18211141.jpg
ホースツィンクにホースホルンの朝顔を付けるとこうなります。
a0335229_18212148.jpg

ストローではダブルリード楽器を作りました。チャルメラとスライド笛のコンバーチブルです。残念ながら写真がありません。

これは、今回の為に作成したオリジナルのマニュアルです。
a0335229_11230285.jpg
『子供達が自分で作った楽器で音を鳴らす→笑顔になる』
これがミッションだったのですが、残念ながら音が出せなかった子もいました。

次こそは100%全員音が出せるよう頑張りたいと思います。

ホース楽器については、私も「はまり」ましたので(笑)今後も色々作ってみたいと思います。そして、こちらで紹介したいと思います。まずはB♭管のツィンク、そして、ホースの材質で音質がどのように変わるか……楽しそうです(笑)

石井管楽器では管楽器の楽しさを広めるべく、このようなワークショップの展開もしていきたいと思います。
ご興味のある方がいらっしゃいましたら、ご相談ください。

石井管楽器


[PR]

by ishiikangakki | 2015-05-15 11:26 | 総合
2015年 05月 05日

軟物の重さ

以前に実験をしたことがあるのですが、その再現をしてみたいと思います。

木管楽器のキーには緩衝や雑音防止、調整の為に小さいコルク類が張り付けられています。

また、フルートの頭部管や、クラリネットのジョイント、サクソフォンのネックなどにも、コルクが使用されています。

あるとき、重さについて気になり、計測することにしてみたのです。

今回、天然コルク、フェルト、合成コルク(ハイカーコルク、ハイコテックス)の3種類です。

20ミリ四方の正四角形に切り出します。厚さは約1ミリ、3枚の誤差は0.08ミリ。
a0335229_23153614.jpg

結果

天然コルク
a0335229_23154275.jpg

フェルト
a0335229_23154667.jpg
合成コルク
a0335229_23155332.jpg
天然コルクが最軽量でした。
天然コルクを基準にフェルトは約3倍、合成コルクは約5倍の重さがあるということです。

この違いが楽器にどのような影響があるのか。

私は、些細な結果かも知れませんが、違いがあるという事実を認識しておくことが、次の何かに繋がると思っています。

石井管楽器


[PR]

by ishiikangakki | 2015-05-05 23:33 | 木管楽器