IKZ

ishiikg.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:ものづくり( 6 )


2018年 05月 18日

IKZ新製品

以前にアマドキーについて次のような記事を公開しました。もうかれこれ2年半前のことです。

めっき加工を施すことにより機能性を持たせるというコンセプトで、純正ばねのメッキ加工品を販売しておりました
その結果、機能性コンセプトに良い評価を得られました。

しかし、良い評価を頂ければ頂くほど、さらなる改善点や機能性付加の余地があるのではないか、と考えるのが石井管楽器のモノづくりです。

そして、ある余地に着眼しました。 それは、ばねの強度です。

試行錯誤の結果生まれた製品がこちらです。


IKZアマドウォーターキー用強化スプリング


a0335229_08170208.jpg


a0335229_08172548.jpg


a0335229_08171742.jpg



a0335229_08170995.jpg

画期的な構造で吹奏抵抗の改善を実現したアマドウォーターキー。
構造がゆえに評価の賛否が分かれるこのウォーターキーに着目し、動作に必須の部品であるスプリングの素材と設計を見直しました。
その結果、強度の増加によってピストン動作の確実性を高め、ばね折れのリスクを低減しました。
また、強度の増加と3種類の表面処理が、吹奏感や音のフィードバックに違いを与え、奏者の目的によって選択を可能としています。


IKZアマドキー強化スプリングは以下の画像にある2種類のアマドキーに対応しています。他アマドキーについての対応は現在確認中です。

a0335229_13592763.jpg
楽器によってアマドキーの数に違いがある為、1個入りと2個入りをご用意しました。パッケージの関係で2個入りのほうが少し割安となっております。


また、アマドキーが複数装着されているトランペットやフリューゲルホルンには、裏技があります。
箇所によってプレートの種類を変えて相性を合わせることで、フィーリングの変更が可能です。


a0335229_13592352.jpg



アマドキーのメンテナンスは部品の紛失などのリスクがある為、交換に自信のない方はリペアマンに作業を委託ください。


ご購入はIKZ製品取扱店、yahooショッピング「IKZカスタムパーツ直売店」、石井管楽器まで。

IKZ製品についてのお問合せは石井管楽器のWebサイトのお問合せフォームをご利用ください。


〇IKZ製品取扱店〇
【秋田県】
管楽器修理工房 株式会社Klang(クラング)
http://klangbrass.com/
住所:〒 010-1406 秋田県秋田市上北手猿田字四ツ小屋110-9
電話・FAX:018-839-4232

【長野県】
森乃楽器
http://www.morinogakki.jp/
住所:〒395-0011 長野県飯田市大門町3866-1
電話:0265-21-3005

【石川県】
管楽器修理・調整(株)音楽工房Wind-Jam
https://www.facebook.com/musiclabwindjam/
住所:〒923-0843 石川県小松市蓮代寺町ヌ138
電話:0761-22-3433

























[PR]

by ishiikangakki | 2018-05-18 08:07 | ものづくり
2016年 12月 21日

箱の秘密

IKZプレーテッドバルブスプリング V・バック用ですが、早速多くの注文を頂いております。誠に有難うございます。

商品はばねですから、設計・試作・試奏・製造などを経て完成するのですが、製品としてはパッケージや販売方法などの設計製作もしなければなりません。

実は、ばねを入れる箱なのですが、かなり知恵をしぼりました。

コンセプトは「ばねに優しく」です。

ばねは縦の作用方向の力にや強いのですが、横方向には弱いのです。力が加われば変形をしてしまいます。
また、元々ついていたばねをなくさないように保管頂きたいと思いました。

その結果完成したのかこの箱です。

a0335229_14351104.jpg

マッチ箱です。

a0335229_14351740.jpg

バネが絡まない為と補強効果のため、仕切りを入れています。
a0335229_14352832.jpg
このように古いばねを収納することが可能です。


ばねを楽器に取り付けてしまえばそれでおしまいかもしれません。

しかし、凝り性でおせっかいの、石井管楽器のモノ作りです。

このようなところにもこだわりが出てしまいました。

石井管楽器



[PR]

by ishiikangakki | 2016-12-21 14:50 | ものづくり
2016年 12月 20日

IKZプレーテッドバルブスプリング V・バックトランペット用

管楽器リペアマンの視点から生まれた カスタムパーツをはじめとする 石井管楽器オリジナルブランド「IKZ」

第一弾はIKZが提案するバルブスプリング です。


IKZプレーテッドバルブスプリング V・バックトランペット用
形状・材質・表面仕上げの要素を見つめ直し、ピストンタッチ・吹奏感・音色の傾向を好みに合わせて選択
できるバルブスプリングが完成しました。大きめの俵形状と鋼材による、快適なピストンワークと切れのある 吹奏感をベースに、表面処理によって3つの個性をラインナップしています。
a0335229_10564792.jpg
現在・Vバックトランペット用のみですが、今後対応楽器と機種を広げる予定です。

ご購入はWebショップまたは直接のご注文を承ります。


直接のご注文はこちら(お問い合わせ・石井管楽器Webサイト)



IKZ製品の取扱店を募集しております



[PR]

by ishiikangakki | 2016-12-20 16:32 | ものづくり
2016年 12月 20日

IKZ



a0335229_11170610.png

熟練リペアマンの視点から生まれた
管楽器カスタムパーツをはじめとする
石井管楽器オリジナルブランド「IKZ」
※IKZは石井管楽器の登録商標です。
登録第5840410号




I(石井)K(管楽器)Z(究極のモノ)という意味を持つ「IKZ」
管楽器を長く愛用するためにはメンテナンスが必要です。
管楽器リペアマンとして、長年メンテナンスに携わったからこそわかる楽器の頃合い。
その視点から、すべての管楽器奏者のお役に立てるようなモノづくりをします。


IKZ製品は石井管楽器Webショップで販売しております。また、メールなどでの直接のご注文も受け付けております。


直接のご注文はこちら(お問い合わせ・石井管楽器Webサイト)


※現在、取扱店を募集しています。お問い合わせお待ちしております。



[PR]

by ishiikangakki | 2016-12-20 16:27 | ものづくり
2016年 04月 27日

フレンチホルンの反響板の試作

フレンチホルンは朝顔(ベル)が後ろを向いています。

それゆえにこの楽器ならではの音色があるのです。

演奏の際、聴衆は前にいるわけですから、聴衆はホルンのベルから出る直の音を聞いているのではありません。

ベルから出る音が、床や壁などに当たりその反射で聴衆に届きます。

これが演奏場所によっては、反射が儘ならない場合があります。

簡単に言ってしまえば、野外や音響が考えられていない場所だと、音が後ろばかりに行ってしまい前に届きにくい場合がある、ということです。

これを解消するために、ベルの後ろに設置して使用する音を跳ね返す板を、ご自身で自作する方もいらっしゃるようです。
また、製品としてアクリル製で大きい「設備」のようなものも販売されています(高価です)

ある吹奏楽団のホルンセクションの方々との会話のなかで「このようなものが安くで手に入れば」というご意見があり、あるアイディアがひらめいた私は、早速試作をしてみることにしてみました。

コンセプトとして考えたのは以下の通りです。
1・スタンドは譜面台を利用
2・持ち運びを考慮し折り畳み式にする。
3・折り畳み後のサイズは一般的な楽譜収納ファイルと同じA4サイズ。

まず、初めにスタンド利用のイメージを描くためにこんなことをしてみました。

a0335229_18155351.jpg

それから、構想を練りに練って、材料を選定し、設計ののちに出来上がった試作品がこちらです。
a0335229_18352396.jpg
使用イメージです。
a0335229_18360673.jpg
この撮影ではウィットナー社の定番譜面台を使用しています。
他3社の製品で対応できるかも試しました。

a0335229_18352795.jpg
折り畳むとA4サイズです。

a0335229_18351907.jpg

a0335229_18351504.jpg
実際に試作をしてみて、コストや製造過程でクリアしなければならない問題がいくつかありました。

この試作品を前述のホルンセクションの皆様で、使って試して頂けることになりました。

今後どうなりますでしょうか。

今回、使用した素材は、石井管楽器でも販売しております、新木場「あいはらの木」さんのミニカホン手作りキットの「打面」にも使われている、突板合板という板材です。(土橋さん、ご協力ありがとうございました!)

石井管楽器


















[PR]

by ishiikangakki | 2016-04-27 12:56 | ものづくり
2015年 12月 13日

参考出品(前編)

先月、石井管楽器は「産業ときめきフェアinEDOGAWA」に初出展しました。

お蔭様で大盛況で終えることが出来ました。
江戸川区でも管楽器の修理が出来るところがあることを、一定程度の周知が出来たのではないかと思っています。
来年も今回の結果を踏まえ、よりよい展示が出来ればと思っています。

今回の展示内容は、
「管楽器無料診断」
「管楽器分解組立の実演」
「管楽器カスタムパーツ、リニューアルマウスピース」
「代表石井の人柄」
でした。

この中で参考出品として展示したものに「水牛角製パーツ」というものがあります。

水牛角は昔より角細工に使われてきた素材で、印鑑や櫛、三味線の駒や三線のばち、尺八の歌口にも使われています。また、西洋の管楽器の先祖として「角笛」、角笛を由来としたツインク。ツインクのマウスピースには象牙や水牛角などが使用されていたようです。

このように、実は楽器となじみ深い素材である水牛角でなにか機能的な管楽器部品を提案出来ないかと考えたわけです。

今回、水牛角を用いたパーツとして提案させて頂いたのは2点で、サックスのサムレスト(拇指台)とトランペットのフィンガーボタンです。

サックスのサムレスト(拇指台)は左手親指を載せる部分で、この部品で楽器を支持しながらオクターブキーを操作するという、重要な部品です。

a0335229_16583804.jpg

一般的には樹脂製のものが使用されていますが、歴史的に白蝶貝やエボナイトを採用していたメーカーもありますし、音色や吹奏感の設計的意図から金属製を採用しているメーカーもあります。

私は、水牛角にプラスティックにはない手触りの良さを感じましたので、サムレストに採用すると良いのではないかと考えました。

実際に試して見たところ、吸い付くような手触りが心地よいのです。

吹奏感はまだテストがアルトサクソフォンのみですが、プラスティックに比べ、若干抵抗感が増すように感じられました。

現時点で量産化は未定です。
しかし、ご興味のおありの方には、一点物として特注製作にて対応させて頂きます。
詳しくはご説明致しますので、お気軽にお問い合わせください。
石井管楽器

後編はフィンガーボタンについてです。


[PR]

by ishiikangakki | 2015-12-13 13:20 | ものづくり