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カテゴリ:道具( 3 )


2015年 10月 02日

以前にブログで「玉出しとハネ出し」という記事を書きました。

管楽器の凹みを修理する道具に「玉」というものがあります。

凹みは主に金属の棒を管内に差し込んで修正をするのですが、曲管部では金属の棒が届かず修正が出来ない場合があります。

前述のブログ記事でも書いていますが、私は今まで「玉」を自作してきました。それは、曲管部のアールに合わせて削り出した方がより綺麗な仕上がりになるという考えがあったからです。

しかし、曲管部の凹み依頼が増えると、玉の自作はどうしても時間的な制限が発生します。

そこで、色々調べた結果、0.1ミリ径刻みという玉を製作される方がいらっしゃると聞き、10ミリ径から20ミリ径の101個を注文しました。

そして、今日、その工具を購入してきました。


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早速、テストとして、YBB103のマウスパイプの凹みを出して見ました。
凹出し前。
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凹出し後(9割方)。

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とても良い工具で、大幅な時間短縮が望めます。
0.1ミリ刻みというのが、かゆいところに手が届きます。

しかし、万能設計の為、厳密にアールに合わない部分があります。

結論として私は、玉の自作からは解放されないようです。

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左が今回の玉。右が私が自作した玉です。

しかし、この玉を使って、ある程度の内径がわかり、その寸法と、アールから、最適な形状の玉を、仕上げ用として自作すれば、時間短縮、仕上がりのクオリティの維持が見込めます。

清水の舞台から飛び降りる程の額の出資でした。

しかし、この出資は絶対にムダではないと信じています。

余談
この工具にはとても素朴なケースに収納されていました。

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鍵前もとても素朴でしたので、しゃれで南京錠をつけて記念撮影しました。
この工具が盗まれるということはまずないと思いますので、南京錠は記念撮影時のみにしておきます。

石井管楽器










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by ishiikangakki | 2015-10-02 19:26 | 道具
2015年 08月 02日

ワンバイ材

石井管楽器の開業から8か月が過ぎ、工房は少しずつ改良が進んでいます。

木工作については今までそれ程興味はありませんでした。

しかし、試奏用防音室に机が欲しいと考えたときに、とにかくすぐに欲しい!と思い立ったら吉日でホームセンターに行きました。

そこで、出会ったのが「ワンバイ材」です。

寸法は規格で決められていて、面取り(角を落とすこと)がされています。
組み立ては木工ボンドと造作用のネジ。

絵を書いて設計して、ホームセンターで設計通りに切ってもらう。そして組み立てるという、簡略なプロセスで思い通りの机や棚が出来る。

もっとはやくに「ワンバイ材」に出会っていたとしたら、もっと色々なものを自作していたと思います。

最近作ったのはこれです。
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作業台正面の棚です。

道具は欲しいと思った時に目の届く範囲にあることが、最も効率が良いと考えています。

まだまだ、工房は効率の面で改良の余地が有ります。

少しずつ手を加えて効率化を進めて行きたいと思います。

因みにツーバイ材というものもあります。旋盤まわりの収納改善にはツーバイ材を使用する予定です。

石井管楽器


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by ishiikangakki | 2015-08-02 15:20 | 道具
2015年 07月 25日

ヘラ

管楽器の修理道具のなかで、指先の変わりになっているものがあります。

ヘラです。
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金属の棒から削り出したり、市販のコーキングヘラを改造して作ります。

使っているうちに、形が徐々に変わっていきます。
それは必要に応じて手を加えるからです。

写真のヘラは一部ですが、この中でも、頻繁に使うものは数本です。

しかし、こうヘラを見ていると、イメージが湧き、新しいヘラを作りたくなるのです。

こういう形だと力が入りやすい。この方が作業性が良い。もっと分厚いヘラから改造するといいのでは。

などなど、構想を練るのも楽しいです。
石井管楽器


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by ishiikangakki | 2015-07-25 18:24 | 道具