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2016年 12月 20日

IKZプレーテッドバルブスプリング V・バックトランペット用

管楽器リペアマンの視点から生まれた カスタムパーツをはじめとする 石井管楽器オリジナルブランド「IKZ」

第一弾はIKZが提案するバルブスプリング です。


IKZプレーテッドバルブスプリング V・バックトランペット用
形状・材質・表面仕上げの要素を見つめ直し、ピストンタッチ・吹奏感・音色の傾向を好みに合わせて選択
できるバルブスプリングが完成しました。大きめの俵形状と鋼材による、快適なピストンワークと切れのある 吹奏感をベースに、表面処理によって3つの個性をラインナップしています。
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現在・Vバックトランペット用のみですが、今後対応楽器と機種を広げる予定です。

ご購入はWebショップまたは直接のご注文を承ります。


直接のご注文はこちら(お問い合わせ・石井管楽器Webサイト)



IKZ製品の取扱店を募集しております



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by ishiikangakki | 2016-12-20 16:32 | ものづくり | Comments(0)
2016年 12月 20日

IKZ



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熟練リペアマンの視点から生まれた
管楽器カスタムパーツをはじめとする
石井管楽器オリジナルブランド「IKZ」
※IKZは石井管楽器の登録商標です。
登録第5840410号




I(石井)K(管楽器)Z(究極のモノ)という意味を持つ「IKZ」
管楽器を長く愛用するためにはメンテナンスが必要です。
管楽器リペアマンとして、長年メンテナンスに携わったからこそわかる楽器の頃合い。
その視点から、すべての管楽器奏者のお役に立てるようなモノづくりをします。


IKZ製品は石井管楽器Webショップで販売しております。また、メールなどでの直接のご注文も受け付けております。


直接のご注文はこちら(お問い合わせ・石井管楽器Webサイト)


※現在、取扱店を募集しています。お問い合わせお待ちしております。



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by ishiikangakki | 2016-12-20 16:27 | ものづくり | Comments(0)
2016年 06月 17日

金管楽器の反響板

前回、以下のような記事を書きました。
フレンチホルンの反響板の試作

実際に、使用していただいた結果、モニター性の向上や野外での音の伝達性改善という効果がありました。
一方、反響板と楽器の距離が近い場合の調整や、板材によっての効果の変化も試すため、形状と材質の違う試作品を作成しました。

ゼブラウッド突板合板(ハードタイプ)

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シナ共芯合板多孔タイプ
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実際にどのような効果があるのか、少しずつ報告を頂いております。このような試作試験によって、最善とする材料や形状が絞られているのではないかと考えています。

また、反響板試作について、フェイスブックの石井管楽器公式ページやブログにて書いているわけですが、ご覧頂いている方からの反響も少しずつ頂いております。


その中でホルン以外の金管楽器(ベルが前に向いている楽器)の方から使ってみたいというお話を頂きました。
音響の考慮がなされていない場所でホルンとアンサンブルをするとき、ホルンの聞こえ方に特徴があるそうで、そのような反響板によって、良い効果があればとのことです。






そして、ホルン以外の金管楽器のモニター性の改善も出来ないかという提案がありました。

それで、早速作ってみました。
音響の考慮がなされていない場所での立奏または座奏でのアンサンブル。
その場合の、トランペットやトロンボーンのモニター性の調整が出来る反響調整板。
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ホルン用反響板は譜面台に取り付けるタイプですが、トランペットトロンボーン用は自立式です。

距離や置き方などで微調整が出来ますが、さらに調整度合いを広げる為に、材料と形状に工夫をしています。
材料は写真左がハードタイプ(ブビンガ突板合板)写真右がソフトタイプ(杉突板合板)
形状はリバーシブルとして、反対側に穴を開けています。ひっくり返すことで変化を狙っています。

もちろん、持ち運びを考慮したA4ファイルサイズです。
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このトランペットとトロンボーン用の反響板2組と、ホルン用反響板1組をまとめて、ある方々に実際に使って頂く予定です。

どのような結果となりますでしょうか。
石井管楽器


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by ishiikangakki | 2016-06-17 17:01 | Comments(0)
2015年 11月 16日

押金の軽量化

先日、秘密ブログでこのような記事を書きました。

押金の調整

この中で「押金の軽量化について実験をしたことがある」と書きましたが、その実験品がこれです。
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これは、十数年前にまだ旋盤などを持っていなかった頃に、電動ドリルとヤスリで加工し、磨いて金メッキを掛けたものです。

当時、貝の無い押金が、あるメーカーで採用されるなど、着目をされいていた時期でした。
そして、私もこのような実験をしていた時期でもありました。

ピストンフェルト

ピストンのバウンドを抑えるのに、ピストンフェルトをバウンドをしない材質に変えればいいのではないか?という発想と、実はもう一つあったのです。

それは、なんとなく押金を外したらどんなピストンの感じになるのだろうとやってみたのがはじまりで。

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すると、押金を付けた状態と違い、戻ったときのバウンドが減ったように感じました。

この結果から、ばねの力で押し戻すピストンの重さが軽くなれば、慣性質量が減るのでバウンドがしにくくなるのではないかと考えました。(計算はしていません、考えただけです)


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この軽量化押金、押し始めはクッと硬さを感じ、押し込んで止まるまでのばねの抵抗がきつい感じがしました。戻りはスパッと気持ち良い感触です。
バウンドの大きさに関しては、劇的に変わるという感じではありませんでした。

感覚的にこのタッチ感が気に入ったのですが、吹いた瞬間にタッチ感の良し悪しよりも、吹奏感の違いのほうがインパクトがありました。

管楽器が鳴っている状態=管内の空気柱に振動が発生している状態です。
これが、管楽器の音なのですが、例えば、トランペットの音を出すには「トランペット」を用いなければトランペットの音は出せません。

マウスピース等も含め大小の部品の組み合わせでトランペットが作られ、初めてトランペットの音が出せるのです。

楽器の部品一つ一つがどのように、楽器の音に関わっているのか、または関わっていないのか、関与度が大きいのか小さいのか、そのようなことを日々考えています。(管内の形状も含めてです)

その中でのこの実験。押金という部品、掘り下げて言えば、その形状や材質、貝の有無、貝の材質の違いなどが、多かれ少なかれ吹奏感に影響をしているのではないかと、考えるきっかけとなった訳です。そこから、押金とピストン、ピストン軸、フェルト類、ピストンばね、などが関わりあって、「バランス」が形成されているのではないか?という予測に発展していきます。

石井管楽器


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by ishiikangakki | 2015-11-16 18:49 | 金管楽器 | Comments(0)
2015年 04月 30日

唾抜きバネ

金管楽器で唾抜きという部品があります。ウォーターキーとも呼びます。

通常はバネの力で穴を塞いでいます。ちなみにこのバネは唾抜きバネ、またはウォーターキースプリングと呼びます。

ある時、自分のトランペットを見てこのバネの形状が気になり、色々調べ出しました。

この時に私が着目したのは巻き数です。

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写真左は国産製のトランペットで、右が米国製です。

国産が1回巻、アメリカ製は2回巻です。
バネの太さはほぼ同じです。

では、私が持っている国産の楽器にも2回巻のバネを付けてみよう、と思っても寸法上付けることが出来ません。

では、バネの太さを細くしたら2回巻のバネが出来るのではないか?

そして、作ってみたものが写真中央のバネです。


ちなみに、わたしは針金細工が趣味ですから、バネ作りも難なくやり遂げます。
熱処理の知識や加工法についても、長年の研究(趣味?)でクオリティを出しています。
このバネは想像以上に要素が多く、研究は楽しいものになりました。

結果は……この状態ではボツ判定でした。

これをきっかけに、このバネの研究が始まったです。あれから何年(十ウン年?)が経つのでしょう。

現在では、市販されている唾抜きバネの種類も増えています。メッキによっても違うそうです。

ご興味のある方はお試しされては如何でしょうか?

ちなみに石井管楽器では唾抜きバネのオーダーメイドをお受けしております。お気軽にご相談ください。

石井管楽器










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by ishiikangakki | 2015-04-30 18:30 | 金管楽器 | Comments(0)
2015年 04月 09日

トランペットのスワブ

私が高校生の頃、トランペットの管内の掃除用具といえば、一般に流通されているものは今と比べれば少ないものでした。
写真のガーゼと掃除棒、フレキシブルブラシ。そして、マウスピースブラシとブラスソープ。
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現在は、かゆいところに手が届くように様々なものが販売されています。
マウスピース用のスワブからピストンの油汚れを落とすためのクリーナーまで。
また、ガーゼやクロスも合成繊維で汚れ落ちの良いものが多く販売されています。

ご自身で管楽器のメンテナンスをするうえでは、コストは掛かりますが選択の幅が広がり、より楽器や奏者に優しい環境になったのではないかと思います。

私は高校生の頃、おじさんに買って貰ったヤマハのトランペットを大事に使っていました。

本番の一か月前には必ず、写真のブラシを使って水洗いをするのですが、吹き込み管から覗くとどうしても取れない汚れがあります。
神経質な一面のある私は、それが気になってしかたありませんでした。

部活動ではクラリネットやサックスが演奏後必ず紐のついたハンカチを通してから楽器をケースにしまいます。
しかし、金管楽器は、ふ~っ!!と唾を抜いてオイルを差すだけです。
フルートは掃除棒にガーゼを巻きつけて管内の水分を除去します。
しかし、金管楽器は、楽器を片すと真っ先に教室の机を元に戻しています。


これで良いのか?

そう思った私は、ある時リコーダーの掃除棒にガーゼを巻きつけて、吹き込み管の掃除をしてみました。

しかし、ガーゼを細く巻きつけるのが難しいですし、なにより短くて奥まで届きません。

以後、フルートの掃除棒を使うなど、試行錯誤を繰り返し、行きついたのがこれです。
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スワブの自作です。当時使っていたものが残っていました。
吹き込み管に入るサイズに調整をしながら、テルテル坊主状にガーゼを凧糸で纏めました。おもりは、クリップです。確か管内が傷つかないように色付きの物を選んだ記憶があります。



時代が移り行き現在。

リペアマンになった私は、やはり仕事でスワブを使っています。
金管楽器用のスワブをです。
試奏後にマウスパイプに通しています。

もちろん、自作です(笑)
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技術レベルが上がり、おもりは釣り用、ガーゼは眼鏡用のマイクロファイバークロスを小さく切っています。おもりには傷防止のため熱収縮チューブで包んでいます。
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しかし、紐は相変わらず凧糸で変わりはありません。



※ここで、自作を試みる方、ご注意ください。
クロスの大きさが大きいと途中で詰まってしまう恐れがあります。
また、クロスの縛り方が甘いとやはりクロスが取れて管内に詰まる恐れがあります。
現在は昔と違い、品質の良い金管楽器用のスワブが発売されていますので、是非そちらをご使用ください。
石井管楽器
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by ishiikangakki | 2015-04-09 17:58 | 金管楽器 | Comments(0)
2015年 04月 04日

アマドキー

金管楽器の唾抜きでアマドキーというものがあります。
アマドゥキー、アマド―キー、アマド式ウォーターキーなどなど、色々な呼び方があります。

私は毛嫌いというわけではなく、トランペットにおいてアマドキーにメリットを見出すことはありませんでした。

実際に自分の楽器に取り付けてみても、機能的にはむしろ唾の出が悪く感じますし、時折りピストン(アマドキーの)が戻らなくなることもあり、信頼性という意味で疑問がありました。
また、吹奏感に関しても、息の流れがスムーズには感じますが、音の出方に堅さというか、従来の唾抜きと違って異物感を感じるのです。
金属同士のバルブシステムですから、唾は漏れます。
唾やオイルがシールとなって、息漏れは無いようですが、唾は漏れます。これに関しては通常のシステムでも、「しずく」は残るので、それ程気にはなりません。

そんなこんなで、アマドキーとは距離を置いていたのですが、ある時ふと考えたのです。

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アマドキーのケース部は楽器本体と同じ素材の真鍮製なのに、なぜ中のピストンは真鍮製ではないのか。
正確な裏図けはありませんが、私なりの検証ではステンレススチール製と捉えています。(※現在アマドキーは多くの種類がありますので、すべてには当てはまりません)
また、構造上汚れが付着しやすく、動作の不良が起こりやすいですので、その対策として材質の選定がなされていると、私は推測しています。

そして、私は実際にピストンを真鍮で削り出して見ました。

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写真左から、銅合金金メッキ製、真鍮製、純正です。

結果、私は個人的に気に入りました。

吹奏感が軽くなり、音色も明るくなるように感じました。
そして、私が感じていた異物感が無くなったので、私の辞書では「アマドキーは条件付きであり」という結論に達しています。

また、真鍮製に関して、自分の楽器では動作不良は起きていません。

以来、色々な材質で試しています。それぞれに特徴があるようです。

今後も検証を続けていきたいと思います。

もし、アマドキーについてご興味がございましたら、お気兼ねなくなんなりとご相談ください。
私にわかる範囲であればお答え致します。
石井管楽器


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by ishiikangakki | 2015-04-04 18:41 | Comments(0)
2015年 03月 28日

可動式支柱

トランペットのメインチューニング管、主管抜差しとも言いますが、ここに支柱の付いていない楽器に取り付けるための可動式支柱というものがあります。現在、数社から発売されています。

この支柱の数や位置などは、全体の楽器のバランスや設計思想から弾きだされるものです。

また、支柱の材質によっても違いがあります。

私は、一つのアイディアとしてこのようなことを考えました。

○通常の固定式支柱と見た目をほぼ変わらないようにする。(半田付け部分の構造以外は従来型と同じ)
○支柱のロッド部を様々な材質の物で作り、交換可能にする。


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私が、可動式支柱について、以前より疑問に思っていることは、半田付けで固定すると、二本で平行する管が内側に引っ張る力が生じます(付け方によってはニュートラルに出来ます。)しかし、可動式支柱は外に広げる力が無いと固定出来ません。

これは、どうなのか。

まだ、検証途中ですので、何とも言えませんが、他の問題と比較すればそれ程問題にすべきことでは無いのかな、と現時点では思っています。それよりも、位置の変更が可能であったり、材質の変更が容易であることのメリットが上回る可能性があります。

引き続き検証していきたいと思います。

石井管楽器





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by ishiikangakki | 2015-03-28 17:01 | 金管楽器 | Comments(2)
2015年 03月 19日

昔に使っていたマウスピース

私が高校生の頃使ってたマウスピースは、楽器に付属していたヤマハの11番でした。
マウスピースは肌身離さず、常にポケットの中に入れていましたから傷だらけでした。
それから25年経ってこうなりました。
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メッキは全く残っていません。

これを磨いてみたいと思います。

まず、洗浄剤と超音波洗浄機でクリーニングをします。

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そして、バフレースという研磨機で磨きます。

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細かい傷をしっかり削り取ることも可能ですが、程よいところで止めました。

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左が今回のマウスピース。真ん中は新品同様のヤマハ11。右がヤマハ11にバックの3Cリムをスクリュー加工で取り付けたもの。

古いマウスピースは変形修正や研磨、洗浄ののち再メッキを行い、再生することが可能です。
また、マウスピースの落下とシャンク端面の変形修正を繰り返すと、端面のひび割れが起きます。ひび割れの修正も可能です。

但し、再メッキや研磨の度合い、端面修正などは、施工前後で違いが出る為、一か八かの要素が捨てきれません。


引き出しの奥に眠っていたマウスピースが、今なら意外と使えるかも。
ちょっとした加工なのにこんなに使えるマウスピースになるとは。

マウスピースの加工はそんな可能性を秘めています。

というわけで、私の個人の私物である昔の思い出の品をみがいてみたのですが、メッキはどうしましょう。

おそらくメッキをしても使うことは無いと思います。しかしここまで綺麗になるとこのままにしておくのは勿体ないですね……。

石井管楽器



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by ishiikangakki | 2015-03-19 17:26 | 金管楽器 | Comments(0)
2015年 02月 12日

リムチェンジ式マウスピース

マウスピースの外形形状はマウスピースの性能に影響します。

では、リムチェンジ式マウスピースで、スクリューリムの形状や材質によってマウスピースの性能に影響があるのか?


リムチェンジ式のマウスピースには、ワンピースタイプと比較して、メリットとデメリットがあります。
デメリットがあったとしても折角チェンジが出来るのですから、さらに付加価値がつけばいいのではないか?という興味本位で、以前に作ってみたものです。

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上の写真の左から、ブロンズ製バック風形状、ブラス製バロック風、ヘビータイプ、エキストラヘビータイプ。

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どのような違いがあるのか。

室内で第三者に聞いてもらった結果、大きな違いはありませんでした。

私の吹いた感じでは、それぞれに大きな違いがありました。

あくまで、住居の室内で、試奏者が私だけという状況です。


今後、このアイディアの質を高めるには、やはりマウスピース作りと同じく時間と気合と熱意が必要です。


物作りは簡単ではありません。



石井管楽器
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by ishiikangakki | 2015-02-12 18:39 | 金管楽器 | Comments(0)