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2015年 10月 16日

トランペットのボタン

トランペットの、指で押してピストンを動かす部分を押金(バルブボタン、フィンガーボタン等)呼びます。ここには、押金貝(バルブボタンパール、フィンガーボタンパール等)が埋め込まれているものがあります。
このパールは樹脂製の物もありますが、伝統的に天然貝が使用されています。

何故、貝が使用されているかというと、装飾的意味合いと、滑り止め効果が主な理由のようです。

オプショナルパーツとして、準宝石をあしらったボタンや、貝以外の素材を埋め込む方もいらっしゃいます。

ピストンを操作するためのボタンとは言え、吹奏感やタッチ感、音色等に影響のある部品ということで、トランペットの構成部品のなかで注目されているものの一つだと思います。

私も、この部品に関しては、押金自体の含めて埋め込み素材をとっかえひっかえ試し、研究しました。
また、素材を押金に固定する方法でも大きく変わります。
素材を固定する方法としては大きく2つです。
1・接着剤による固定
2・かしめる(素材をはめ込み、押金の金属で包み込むように固定する。

固定方法がカシメか接着剤かでも吹奏感や音色に影響がありますが、接着剤の種類の違いも影響があります。

石井管楽器では、現在ヤマハ社製のトランペットの押金の修理用に貝を在庫しています。

貝は2種類、オーソドックスな白蝶貝とダークなイメージの黒蝶貝です。
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古い貝を削り取り、
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お好みの吹奏感にあわせて(タイトorソフトの2種類です)接着剤を選定し、交換します。

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貝の表面は平面に削り、鏡面のように艶やかに磨きをかけています。
光の加減によって変わる色彩は見ていても飽きがきません。
手触りもよく、貝を交換するだけで、気持ちがリフレッシュします。
(天然貝の為、模様がそれぞれ異なります。模様をお選びすることは出来ません)

ヤマハ以外のボタンの貝を交換したい方につきましても、条件によっては可能な場合がございますのでご相談ください。

石井管楽器



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by ishiikangakki | 2015-10-16 18:59 | 金管楽器 | Comments(0)


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