IKZ

ishiikg.exblog.jp
ブログトップ
2015年 05月 23日

リガチャーの自作(前編)

このブログをお読みの皆様は、もうお気づきだとおもいますが、私は自分で何かを作ってみることで学びを得ようと性質があります。
もう10数年前になりますか、リガチャー作りにチャレンジしたことがあります。
次のリンク先の記事、マウスピース作りよりも遥か昔のことです。
http://ishiikg.exblog.jp/20825855/


リガチャーとは木管楽器のマウスピースに発音体であるリードを固定するための器具です。

素材や形状などの組み合わせで様々なものが製品として存在しています。

a0335229_15170686.jpg

リードという木管楽器の発音体をどのように固定するか。固定の仕方やその器具の材質によって、差異が生まれるのです。
その差異が大したものでなければ、リードが固定されれば、それこそセロハンテープでも良いはずなのですが、そんなことはありません。

リード脱着の機能性、リードのどの位の圧力で固定するのか、器具自体の振動はどうなのか。
器具の設計をされる方それぞれのアプローチから、コンセプトに基づいたリガチャー作りが行われているのだと思います。

私は何故リガチャーを自分で作ろうと思ったのか。
それは、ただ単に自分で作ったリガチャーでいい音が出たら楽しいだろうという自己満足からです。実際に作り上げていい音が出た時はそれはそれは嬉しいものでした。

しかし、物作りですからテーマやコンセプトが必要です。きっかけは単純なものでも、物作りは作れば良いというものでは身にならないと思っています。
リガチャーを作る上で必要な工作機械や知識は殆ど持っていません。
ですから、当時の自分の技術や知識を総動員して作ろうと考えました。

「自分の力で作り上げるリガチャー」がテーマです。
当時リガチャーを作るための道具類は、
ペンチ
バーナー
ロウ材
金工のこぎり
ネジ切りタップ
ダイス
といったところです。

まずは何で作るのか。
これは真っ先に金属と考えました。理由は簡単で、金属の特性を深く知りたいからです。

板で作ることも考えましたが、どうせ作るのであれば、色々な楽器の物を作ってみたい。
つまり、E♭クラリネットからバリトンサクソフォンまで、様々な大きさの物に対応したい。

また、材質の組み合わせによって、リガチャーの性能の調整を容易にしたい。

以上から、「ロッド材の組み合わせによるリガチャー性能の調整が容易なリガチャー」というコンセプトに決定しました(随分と長いコンセプトですが)。

次回はその自作リガチャーの衝撃の画像をご覧いただきます(と少しオーバーに。大したことありません)。

つづく
石井管楽器



[PR]

by ishiikangakki | 2015-05-23 15:53 | 木管楽器 | Comments(0)


<< 昔使っていたマウスピースその後      手作り楽器 >>